バックアップは大切です!

つい先日、某レンタルサーバがデータ消失をして、原因がオペミスだったという画面蒼白な事件がありましたね。
その他にも某VPSサービスのストレージが負荷に耐えられず、一部データが飛んだり、マトモに使えず一時無料化していたり、何かと大変そうです。

私のバックアップはMacMini2011と外付けHDDにタイムマシンでバックアップ、サイズが小さい書類などは暗号化してDropboxなどに入れています。
これで最悪、開発機であるwindowsが吹っ飛んでもソースコードは残るし、書類もクラウド側にあるので、どうにでもなります。

ただ、MacMiniを10.8にアップデートしたらsambaが異常に遅くなり、しかも転送途中で切断されるという自体が発生。
中身は自炊している書籍データや、技術雑誌のバックナンバーDVDを丸ごと放り込んであるだけなのですが、すっごい不便です。

10.7に戻す事も考えましたが、またトラブルが増えそうなので断念。
sambaをbrewでインストールしようとしたらコンパイルエラー。

面倒臭いので餅は餅屋という事で、以前から欲しかったQNAPのNASを買う事にしました。
初めは2ベイ型でミラーリングにしようかと思ったのですが、今ある外付けHDDをUSBでNASに挿してバックアップできるようなので、1ベイ型にしました。
都市伝説かもしれませんが、大概2台HDDを用意するとなると同じメーカーの同じ物を同時に買うと思います。それを同時に使用し始めると、同時期に飛ぶ可能性が高くなる・・・かもしれない。
またミラーリングは中身をコピーしてるだけですが、RAID5などはRAIDコントローラーが壊れると復旧が死ぬほど面倒になりますので、ご注意ください。

HDD無しでこの価格は高いのですが、その価値は十分にあります。
中身は完全にLinuxサーバで、専用にカスタマイズされています。
全てブラウザから設定可能、出来ることの多さに感動すら覚えます。

長いのですが管理メニューをキャプチャしてみました。ハードウェア系の設定から監視、ログ。ユーザー管理、共有ディレクトリ管理とその権限管理。
共有機能だけでもWindows(Samba)、Apple(AFP)、FTP、WebDAV、NFSと全部入り。
更にここからが本番で、ブラウザからのファイル管理機能、メディアブラウザ機能、DLNA機能、iTunes共有機能と、NASに欲しい機能はひと通り揃っています。
また標準でPHPやらMySQLまで入っていたり、QPKGというパッケージ管理機能でアプリケーションを追加できたりもします。
普通にSSHでログインもできるので自分でカスタマイズもできそうです。

本題であったバックアップも万全で、USB、eSATA接続した機器にバックアップをスケジューリングできます。
フォルダ単位で毎月、毎週、毎日、何時に、まで。リアルタイムシンクもあるので、ミラーリング感覚でもバックアップできます。
その他にも外部サーバへのバックアップ、クラウド系ストレージへのバックアップにも対応。
#アンチウイルスも組み込まれていて、設定で定時スキャンもしてくれます。
既にお腹いっぱいですが、TimeMachineにも対応していて、設定すればMac側でマウントしてバックアップ先に指定できます。

あとのVPN、LDAP、RADIUSなどは既に素人が使う代物ではありませんね。

あとは普通に外部へWEBサーバ公開機能や、DDNS対応や、プリンタサーバ機能、各種ファイルシェアリング機能もあったり、ISOファイルマウント機能とか何に使うんだって物まであります。
UPSとの連携もしてくれるようですし、何かあればアラートをメールやIMに飛ばしたりもできて、凄すぎて目眩がしてきました。

ちなみに転送速度は読み書きともに60MB/秒くらい出てます。早いです。

マジでスゲーと思いました。

あれ、これでRubyとgit動いたらMacMini要らないんじゃ?たぶん中身はLinuxなので動くんだろうなあ・・・。
いやいやリスク分散ですよ、うんうん。そういう事にしておきましょう。