ITエンジニアのこれから

日本のITエンジニアの地位はなぜ低いのか
「負債」は「資産」です。ご注意を / 医者に風邪引いてるんですって言うな 〜 非エンジニアに知ってほしいこと、エンジニアに知ってほしいこと

毎度だけど、経営層までエンジニアが浸透しなければ、何も変わらないだろうと言う事。
当たり前だけど、経営と管理と技術は全く別物で、全て出来るスーパーマンはそうそう居ないし、管理をやりたがるエンジニアは少ない、と思う。
その間を埋める努力、もしくは歩み寄りってなんだろう。

改正派遣法、施行されれば廃業

営業と販売員は違う。ただ右から左に流すだけなら誰でも良い。
何故その会社、その人から買うのか。どんな業種だって同じ事。
それが出来ていれば、むしろ追い風じゃなかろうか。

追記
【公開】第30回IT勉強宴会「最近感じる日本企業のITの問題と展望~「ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国」を読んで」

若者が逃げ出すシステム開発業界

で私がミクロな視点で長々と、黙ってないで戦って!などと書いて見ましたが。

ダメなシステムが無くならない理由はエンジニアを正しく活用できないから – GoTheDistance

清々しくバッサリと斬ってくれています。

若者が逃げ出すシステム開発業界

プログラムが書けない人に「仕様変更」について説明するには

言いたい事は同じなのですが、私は「家を建てる」例えが、変更に掛かる負担も大きく、問題の重要度が伝わりやすいかなと思っています。
物づくりには必ず順番があり、それを飛ばしたり手抜きした時の弊害も大切かなと。あと並列では進まない事。

例えば平屋の一軒家を注文した後、途中で2階建てに変更できるでしょうか。
素人でも、それでは基礎や骨組みの強度が変わってくるだろうとわかります。(建設のプロではないので間違ってたらごめんなさい)
突然1DKの間取りを2DKにできるでしょうか。建てる前なら設計からやり直し、予算の組み直しが可能かもしれません。
ですが、事は平屋の1DKで既に進んでいます。

実際の家で、強度不足で倒壊するかもしれないけど無理やり2階建てにしました。
6畳間を2つに区切ることで3畳間の部屋を2つにし、2DKにしました。なんて話が通るでしょうか。
バカみたいな話ですが、これが通ってしまうのがシステム開発です。
そして後日倒壊したり、部屋が狭くて使いものにならないと大騒ぎしてみたりするんです。

「逃げる」のススメ

私も身体を壊して会社を退職した事がありますので、この考え方には賛成です。
働く為に生きているのではなく、生きる為に働いているのですから、当たり前の事です。

ただ、仕様変更の問題にも絡んで来ますが、大抵は会社組織が機能してない、マネージメントができていないのが問題です。
責任範囲をウヤムヤにし、屍を積み上げて出来たシステムがゴミだなんて目も当てられません。
#単にプログラマーのスキルが低いとかは別問題

大抵炎上するプロジェクトでは、会社間での責任範囲が定まっておらず、プロジェクト内での責任範囲と責任者も事実上存在しません。
プログラマーや下流工程と呼ばれるところで作業している人も、会社としての成果物(納品物)、上司の成果物、自分の成果物を確認する。
重要な事です。自分の成果物、これは他メンバーとの比較や、生産性、開発工程について考える材料になります。(給料相応かどうかも)
上司の成果物、日報だせとは言えないでしょうが、議事録、社内ミーティング、色々あるでしょう。

仕様変更が入った場合、まず、なぜ必要なのか理由を聞く。思いつきなのか、オーバースペックなのか、他の解決方法があるのか考えられるハズです。
仕様漏れなら追加予算と納期延長、もしくは別途フェーズが必要な旨をなぜ説明して来なかったのか確認する。
またはクライアントに直ぐさま説明するべきです。

力関係で無理、説明能力が無い、スルーされる、これらの対応なら長居は無用です。

また、一度無茶を飲むと本来対等だった関係に、上下が生まれます。会社間、個人間も同様です。
システム開発のプロと、それを求め発注してきたクライアントではなく、単にお金を払っている人、貰っている人です。

PM、SE、PL、PG、肩書きは何でも私達はそれぞれのプロフェッショナルであり、責任の範囲は違えど、対等な関係です。
命令されたから動いたでは機械と同じです。
それぞれの立場や経験から優れたアイデアや解決策を提案するために集まっているのに、無視されるのでは何の為のチームでしょう。
協調性とは波風立たせず、責任が降りかからないように黙っている事でしょうか。求人情報でよくみるコミュニケーション能力とは何なのでしょう。

長い割にまとまりが無い内容になってしまいましたが、要は逃げる前に戦えという事です。
#戦うとか言うと敵みたいなので、皆が幸せになるにはどうするか考える

成長をやたら謳う会社には気をつけましょう

逃げた先に楽園があるかは誰にもわかりません。諸先輩方の知恵をお借りしましょう。

「仕事の法則」

上記の記事からリンクされていますが、まだ実績もスキルも少ない若い方には重要な話ですね。
倒れるまで働く必要はありませんが、小さい事ができない人に大きい事はできません。